トランポリンについて

「トランポリンについて」と言っても,トランポリン練習の技術的ノウハウではありません.
ここでは技術的ノウハウ以前に必要となる(かも知れない)コツをお伝えします.

"初めてのフリップ"にも書きましたが, トランポリンはウォータージャンプや実際の雪上練習とくらべて,格段に多い本数を跳べます. (理由が分からない人のために,あえて説明すると,一度跳んだ後にスタート位置まで斜面を登る 必要がないという,単純な理由によります.
例えばウォータージャンプなどは週末等で混んでいると10分待ちはざら. すると6本/1時間で1日4時間跳ぶと24本跳ぶことになりますが, トランポリンでは1分跳び続けると大体50バウンスくらいになるでしょうか? 準備ジャンプ9本+技1本の割合で跳んだとしても1分〜2分で5本くらいの 練習ができることになります. 順番待ちで10分待って2分跳ぶとしたら (1時間に5回順番が回るので)1時間でウォータージャンプの1日と同じ本数のエアが練習できて しまいます.
もちろん,トランポリンと雪上練習やウォータージャンプでは練習効果が違いますが,多くの本数を 跳ぶことで,空中感覚を磨いたりエアのフォームを固めるのにトランポリンが非常にお手軽かつ効果的 なことは予想できるでしょう.
また,多くの人にとって山やウォータージャンプに行くのが1日がかりとなり,貴重な休日にしか できないのに比べて,トランポリンは平日の仕事帰りに1〜2時間練習することが可能かもしれません.

「そんなこと言ったって,トランポリンなんてどこにあるんだよ〜」
という声が聞こえてきそうですね(^^;

このページを読んでいるということは,非常に大きな確率で,あなたはWEBにアクセスできること でしょう.
それなら,WEBを活用してみてはいかがでしょう?
例えば goo で「トランポリン」をキーワードにして 検索をかけると2568件ヒットしました.
もうちょっと絞り込みたいですね,地域で一般開放している公共施設のトランポリンを探すために, 例えば「トランポリン 体育館 埼玉」等としてみます.
この例では14件ヒットして,その内10番目に 9.総合体育館・武道館 というページがありました. 埼玉県下の公共の体育館の紹介ページのようです. 利用可能施設,利用時間, 連絡先等が載っていて,利用可能施設にトランポリンが含まれている体育館もいくつか紹介されています.
あとは,連絡先に電話して利用条件を確かめるだけです.

残念ながら上記方法で適当な施設が見つからなかった方,あきらめるのはまだ早いです.
行政機関のインターネット活用は思いのほか進んでいて,多くの自治体が施設紹介のページをWEBで 公開しています.
http://www.pref.****.jp/ の"****" をお住まいの都道府県名 "tokyo" とか "chiba" とかに置き換えて アクセスして見てください. たぶん都道府県庁のホームページに繋がると思います. その中の「リンク」 からお近くの市町村のページに行き,スポーツ施設の紹介ページを探してみて下さい.
この方法で,トランポリンを一般公開している施設は見つからなくても,市町村のスポーツ振興課等の 連絡先が見つけられた場合には,電話で
「トランポリンが使える体育館があれば,教えていただけませんか?」
等と問い合わせてみるのも手です. 運悪く,インターネット活用の進んでいない地域にお住まいの方は,タウンページ等で市町村のスポーツ 振興課を探して,電話してみましょう.

それでも,適当な施設が見つけられない方, 日本トランポリン協会ホームページから「全般」→ 「日本協会連絡先・加盟団体連絡先」 とたどると,各都道府県のトランポリン協会の連絡先が載っています. そちらに問い合わせすることで 地方のトランポリンクラブや練習場所について教えていただけるかも知れません.
ところで,この連絡先,「〜県トランポリン協会」となっていても,実はトランポリン競技OBの 有志の一個人だったりする場合もありますから,非常識な時間に電話したり,教えてもらえるのが 当然のような口調で電話したり,とにかく失礼な電話にならないよう注意して下さい.

公共施設以外では,関東近県の方におすすめしたいのがLINKSにもリンクして ある,東松山のトレーニングセンターX-techです.
彼らは「空中感覚養成をターゲットにした日本初のトレーニング施設」をうたっているだけに, トランポリンを使ったエアのトレーニングには独自のノウハウを持っています.
個人的な感想としては,トランポリンで安定した360が跳べる人なら,X-techで習えば 1日でミスティ5は出来るようになると思います. 安定した540が跳べる,多少度胸の ある人なら,1日でミスティ7ができるようになるかも知れません. (あくまでもトランポリン上の話しですが.)
ただ1日の利用料金が¥3000程度と公共施設を利用するより高い(その価値はあると思いますが) ので,公共施設のトランポリンである程度練習してから行くと良いかもしれません.
ただし,基礎こそきちんとした指導者に教わったほうが,後々の安全性や技の発展のために 良いというのも事実ですので,公共施設のトランポリンを見つけたけれど指導者が いない場合は,トランポリン練習の最初の内に1〜2回行ってみることをお勧めします.
ちなみに,私もここのコーチにトランポリンの基礎から教わりました.

さて,関東近県にお住まいでもなく,前述の探索方法ではカスリさえしない方…
まあそのいわゆる一つのカントリーにお住まいではないですか? (^^;
設置場所さえ有れば,思い切ってトランポリンを自前で買ってしまうのはどうでしょう?
例えばAll American Trampoline and Swing の円形トランポリンは$500程度で,一回宙返りの練習は十分出来ます.
船代を含めても¥100000を大きく超えない金額で個人輸入可能でしょうから, 5人仲間を集めれば,1人あたり¥2〜30000で今後何シーズンか自由に遊べるおもちゃが 手に入ります. OFFシーズンに10日遊ぶとすると,1日¥2〜3000ですから,無茶苦茶 高価なわけでも無いでしょう.
英語に自信が無くても,Eメールでオーダーできますから中学英語程度でもやり取りできますし, 彼らは日本への輸出経験豊富なはずです.
「そうは言っても,輸送途中で壊れた時のゴタゴタとか面倒そうだから,個人輸入はちょっと」 という方には,似たような製品を輸入販売している会社もあります.
一例 → 米国製トランポリン     スポーツ用品
最後になりますが,この文字だらけのページを最後まで読まれたからには,あなたがトランポリン 練習への興味をお持ちなのは間違いないでしょう.あと1時間くらい時間をかけて,トランポリン が使える施設を探してみて下さい. 多分トランポリン練習にはその時間と電話代くらいの価値は ありますから…
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ご意見,ご質問等は konagai@FreeStyleSki.club.ne.jp 宛てにお願いします.
ただし,「○○県××市に住んでるんだけど,近くでトランポリンできるトコ教えて」という ご質問に対する返答はいたしかねますのでご了承下さい. ;-P